「自己防衛」のために、マスクは有効か?「『マスクの品格』を読んでみました!」 からの急展開!

皆様、こんにちはm(_ _)m

のんきーです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、日常生活がどんどん様変わりしていく今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

相変わらず「マスク」の入手困難が続いていますが、出かけると多くの人がマスクをしておられますよね。 
(のんきーももちろんその一人です)
ほとんどの方が本音では、「自分から他人にウイルスをばらまかないようにするためのマスク(拡散防止のためのマスク)」のつもりではなく、「自分が他人からウイルスをもらわないようにするためのマスク(自己防衛のためのマスク)」のつもりなんだと思います。
なんで、そう思うのかというと、のんきーがそうだからです。

(誰しも「自分は感染していない」と思っていますが、ホントのところはわからないんですけどね。だから、実はマスクの外側も内側も危ないんですよね…)
のんきーは、そんな状況を見るとモヤモヤしてしまいます。
なぜモヤモヤしちゃうのかをまとめてみました。
(当たり前のことしか書いてません(^。^;))

・「咳やくしゃみのある人がマスクをつけた場合は、ウイルスを含むしぶきによる周囲の汚染を減少させることができる(=拡散防止には有効)」とはよく聞くところですよね。
・しかし、「普通のマスク(N95やDS2といった高規格マスクを除く)では、マスク装置者へのウイルス感染は防げない(=自己防衛には無効)」(医療用の「サージカル」を含む普通のマスクは、ウイルスの粒子をブロックするように設計されていないため)というのも、よく聞きます。
・でも一方で、「普通のマスクでも、感染者からのせきやくしゃみのしぶきをブロックすることで、ある程度意味がある(=自己防衛にはある程度有効)」とも聞きます。
・さらに、「しぶきはすぐに地面に落ちるので、感染者の近くにいる人(この人たちには普通のマスクでもある程度意味がある)以外には、自己防衛のためのマスクは意味がない(=自己防衛にある程度有効なのは限定的な状況下のみ)」とも言われます。
じゃあ、
外出先(満員電車とかエレベーター以外では、直接しぶきがかかることは、ほとんどないと思われます)で「自己防衛のために普通のマスクをする」のに全く意味はないのでしょうか?
それとも「ある程度」は意味があるのでしょうか?
「ある程度」意味があるとしたら、その「ある程度」ってどのくらいなんでしょうか?
入手困難なマスクをがんばって手に入れて、嫌がる子供にマスクを着けさせ続けるほどの意味が、本当にあるのでしょうか?

(繰り返しになりますが、自分からの拡散防止目的のマスクなら、意味が大きいのは間違いないと思われます)

その辺りを、テレビに出てくる「専門家」の皆さんは、誰も明快に(根拠となるデータを示しながら)語ってはくれません。
多分、そういう研究とかデータとかが無いからなんだろうな、とのんきーは思っています。

そんなモヤモヤを抱きつつも、マスクの在庫の乏しさを憂いながら、どれ程の意味があるのかわからないマスクを着ける日々を送っていたところ…

2月26日の「日本海新聞」で、モヤモヤ解決のヒントとなり得るかもしれない情報を入手しました。
一面下のコラムの「海潮音」に、鳥取市出身で聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科の大西一成准教授の「マスクの品格」というマスクに関する啓蒙書が紹介されていたのです。
役に立つね(`・ω・´)b「海潮音」

これは期待できるぞ、と早速入手しました。

幻冬舎刊  大西一成著
「マスクの品格」(1320円)
です。
なんだい?そのタイトル

さすがは「幻冬舎」さん
って感じでしょうか( ; ゜Д゜)

帯も、本文の比較的地味な内容を、煽れるだけ煽ってあります(ノ´∀`*)
果たして、のんきーのニッチな疑問に答えてくれるでしょうか?
内容的には、「マスク」について、系統的に総論的に解説してあるものでした。
そして、マスクを着ける目的を明確に整理して、目的に応じたマスクの種類と脱着方法を詳細に解説してありました。

のんきーの頭の中も整理されたような気がします。
どんな高規格なマスクでも、ぴったり装置しないと意味がないよ、ということが強調されていました。
データ付きで紹介されていて、説得力ありましたね。

そういえば、あのクルーズ船から下船された直後の元乗客の皆さんのインタビュー映像を見ると、N95マスクらしきマスクを着けておられていても、鼻がはみ出ていたり、マスクと顔との間に隙間が大きく空いていたりして、全く意味がなさそうでしたもんね。
(厚生労働省は、マスクの装置方法を、下船前にしっかり教えて差し上げるべきだったと思います(*`・ω・) タイヘンダッタ ト オモウケドネ)

「マスクの品格」では、いろんなマスクが紹介されていましたよ。
律儀に、「ヴェネチアンマスク」まで紹介されていて、おもしろかったです(* ̄∇ ̄*)

興味深く拝読させていただきました(*´ω`*)

しかし、結論としては、のんきーの疑問への回答は載ってはいませんでしたm(_ _)m スミマセン
(まあ、当然といえば当然ですよね)
なんちゅう美人な表紙でしょう((´∀`*))

普通のマスクを着けることは、自己防衛のために、意義はあるのかないのか?
もし自己防衛のために意義が限定的にでもあるならば、どの程度あるのか?
やっぱりさっぱりわかりませんでした( ̄ー ̄)

しかし、我々は今後も

建前上は、「拡散防止」のために、
本音では、「自己防衛」のために、

マスクを着け続けるのでしょう。
手持ちのマスクが尽きるまでは…

早くマスクの充分な流通が回復してくれないかなあ。
そうすれば、何も考えずに「とりあえずマスク」しておけるんですけどね(^。^;)

(いつか自分が感染してしまえば、病院から「拡散防止のためのマスク」がもらえることは確実ですけどね(°ω°) )

ま、しぶきの排出/吸入のブロックのためだけならば、西部劇の銀行強盗スタイルを少し改変してバンダナでしっかり覆えばよいのかもしれませんね。
再利用できるしね。
ちょっと恥ずかしいけど。

でもやっぱり、手洗いと消毒と、なるべく集団の中に入らないことが大切なんでしょうね
(* ̄∇ ̄)ノ ゴジアイ クダサイ

大きな集団を作ることを避ければ、それだけ潜在的な感染拡大のリスクを減らすことができるので、地域社会の衛生の維持にわずかながらでも貢献できて、先々のダメージを少なくできる可能性がある、ということになるんだと思います。


・・・とか書いていたら、こんなニュースが飛び込んできました( ゚Д゚)

感染予防にマスク着用不要 過度の使用控えてとWHO
2020/3/1 17:59【ジュネーブ=共同】


世界保健機関(WHO)は2月29日までに、新型コロナウイルスの感染予防に向けたマスクなどの適切な使い方の指針を公表した。


WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏も28日の記者会見で「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と強調。安心感を得たいとの気持ちは理解できるとして「マスクをする人を批判するわけではない」とした上で、手洗いの励行や、顔や目をむやみに手で触らないといった衛生上の注意点を守ることこそが「最も効果的だ」と言明した。

せきやくしゃみといった症状がない人は予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はないとして、供給不足に拍車を掛けないためにも過度の使用を控えるよう呼び掛けた。  

指針によると、一般人でマスクが必要なのは、せきやくしゃみなどの症状がある人で、飛沫感染の防止に効果がある。こうした人を自宅で看病する家族らにも有効だ。医師や看護師ら向けの、ウイルスを通しにくい「N95」と呼ばれる保護マスクも全ての治療時に必要ではなく、通常のマスクで問題ない場合もあり、治療内容に応じた使い分けを推奨している。中国など感染者が多数いる国からの荷物取り扱いの際にも、マスクや手袋の着用は必要ないとしている。〔共同〕  

      ↓

・「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」

・「安心感を得たいとの気持ちは理解できる」


つまり、

WHOの見解では「自己防衛目的のマスク」は「気休め」ってことになりなすね(^。^;) ソウナノカ?

(根拠のデータもあるのかな?)


しかも、「N95」マスクも全ての治療時に医療者に必要ではなく、通常のマスクで問題ない場合もあるなんて((((;゜Д゜)))


この指針の公表が及ぼす影響は大きいかもしれません(;´・ω・)

特に日本や中国では…


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